葛の葉伝説「信太森葛葉稲荷神社」
北村 文乃

こんにちは、学生ライターの「あやの」です♪


今回紹介するのは、「信太森神社」。

通称「葛葉稲荷神社」です⛩️


こちらが神社の外観です。


皆さんご存知の安倍晴明。

彼の母親「葛の葉」に縁がある神社です。


ではいきましょう~


由緒


和銅元年(708年)に建設されました。


この神社で伝えられている、葛の葉姫の恋物語🍃

それはこのようなお話です。


安倍保名、という男がいました。

彼は、家の再興を信じて「信太森神社」に日参していました。


ある日、安倍保名は狩人に追われている白狐を助けます。

しかしその争いで、安倍保名怪我を負ってしまうのです😱


気が付くと、美しい女性が安倍保名を介抱していました。

その女性こそ、葛の葉でした。


二人は心を通わせ、夫婦となります。

子どもも生まれ、幸せな日々を過ごします✨


しかし、子どもが五歳のときです。

葛の葉であるとバレてしまいます。


バレてしまった葛の葉

泣く泣く歌を書き記し、二人のもとを去ってしまうのでした💧


「恋しくは たづねきてみよ 和泉なる 信太の森の うらみくずの葉」


この歌にある「うらみ」とは「裏見」。


安倍保名が神社に向かうと、

見たことのない葛の葉っぱが一面に広がっています。


葛の葉っぱは、裏を見せてざわめきました🍃

まるで泣いているかのように。


この葛の葉は、社紋にも使われています。

当時には、表が一枚、裏返しが二枚という

異形の葛が生えていたそうです。


この二人の間に生まれた子どもですが、

のちに「安倍晴明」として多くの天皇に仕えました。


千枝の楠

こちらが「千枝の楠」です。


四方に枝が伸びていることから名付けられました。

知恵(千枝)の楠」とも呼ばれます。


また、幹が二つに分かれているので、

夫婦楠」とも言われるそうです。


良縁を求める人、恋人同士添われない人、片思いの人。


この楠の一方を抱きかかえて願うと、

その想いが達すると伝えられています💕


姿見の井戸

こちらが「姿見の井戸」です。


交通安全を願う人々が訪れます🚗


葛の葉姫として化現したときに、彼女は鏡に代えて姿を映しました。

彼女が無事に森に帰り着いたことがその由縁だそうです。


さらにさらに、海外に向かう方は必読✈️


海外に向かう人が、この井戸に姿を写しておけば、

無事に帰り、もう一度姿を写すことが出来るという言い伝えも…!


子安石

こちらが「子安石」です。


名前の通り、安産祈願・子宝


「安倍晴明遥拝の石」とも呼ばれます。


「信心の人、信太森葛ノ葉稲荷神社の御守を給わり、

子無き人の授子を祈る、安産を祈る」

と伝わっているそうです🙋‍♀️


最後に


いかがでしたか?


安倍晴明の両親である葛の葉姫安倍保名

ゆかりのある神社。


6月15日からは、半年間の穢れを落とす

茅の輪くぐり」が行われます。


由緒ある神社を訪れ、

二人の恋物語に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?🍃



名称

信太森葛葉神社

住所

〒594-0081

大阪府和泉市葛の葉町1丁目11-47


アクセス

JR北信太駅から徒歩5分

電話

0725(45)7306

FAX

0725(45)7306

営業時間

9:00~17:00(社務所)

取材日

2022年6月

公式HP

http://www.kuzunohainari.com/wp/


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