こんにちは。女子大学生ライターのまりこです。

本日ご紹介いたしますのは堺市にある高野山真言宗の寺院『法道寺』です。

▪法道寺（ほうどうじ）

天智天皇9年（670年）に法道（空鉢）仙人が開いたとされる高野山真言宗の寺院。

長い歴史を持つこちらの寺院では、

2種類の文化財（「重要文化財」と「堺市指定有形文化財」）を拝観することができます。

【重要文化財】

▪食堂（じきどう）

鎌倉時代後期に建てられ、僧侶が法会の際に食事などを行った建物。

大阪府内に現存している同時代の食堂は金剛寺のみで大変貴重です。

▪多宝塔

屋根の丸瓦の正平23年（1368年）に作ったという銘文から、

南北朝時代中期に建てられたと考えられています。

▪十六羅漢像

　漢画の系統に属する作品で、宋画の写しと考えられています。

【堺市指定有形文化財】

▪金剛力士像

　楼門に安置されているこの像は解体修理中に吽形（うんぎょう）から発見された墨書木札で、鎌倉時代の弘安6年（1283年）に造像されたことがわかり、同時代から室町時代にかけて興隆した法道寺と上神谷（にわだに）地域の仏教文化の精華を、現在に伝える大変貴重なものです。

▪阿弥陀三尊図

　赤・緑を基調とした濃厚な色彩と金泥を多用する点、朱の衣に配された細かい金泥円文、独特な桃色を施した体などの特徴がみられる高麗仏画で、日本に伝来しているなかでも最も古い時代に作られたものと思われます。

以上、法道寺のご紹介でした。

写真からも感じられているかもしれませんが、

建物だけでなく、緑が生い茂っているところも美しいですね…

拝観無料ですので、みなさんも是非足を運んでみてください✨