皆さんこんにちは!学生ライターのなおです!

6月は梅雨の季節。じめじめして気分が下がってしまう人も少なくないのではないでしょうか?
そんな嫌がられてしまう雨ですが、農業には重要な資源になります。
降水量の少ない地域や、流域の大きな河川に恵まれない地域には貯水するための「ため池」なるものが存在します!

今日は、泉州の地域を豊かにしているため池の豆知識をご紹介します。

ため池の役割

雨が一度にたくさん降った時に、いったんため池に水を貯え、下流地域に大量の水が流れ込まないようにし、洪水や土砂流出等の災害を防ぐ役割があります。
また、ため池の水は時間をかけて地面の下に染み込み、地下水や川の水の量を安定させる機能をもっています。
さらに、ため池は夏期は周辺の気温を下げ、冬期は周囲の気温を上げるといった気象緩和効果があります。

泉州のため池に棲む生物

ため池にはホザキノフサモやヨシ等の水草が生え、水中にはゾウリムシやミジンコ等の小さいプランクトン、それらを食べるメダカやモツゴ等の小魚がいます。
泉州ため池群は、日本固有種を含め、希少な野生動植物が生息・生育し、種の多様性が高い地域として、大阪府の「生物多様性ホットスポット」Bランクに選定されています。

ため池は市民が水辺に親しむ空間であり、周辺から景観を眺めたり、散歩、ランニング、野鳥観察など、思い思いの楽しみ方をすることができます。また、祭りや行事が催される場所でもあります。地域のコミュニティにも活用されている「ため池」は意外とすごいんですね!


皆さんはため池の豆知識をご存じでしたか?
泉州でため池を見つけたら、思い出していただけると嬉しいです!

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