皆さん、こんにちは!ライターのさえかです✨
本日は、大阪府岬町にまつわる謎の文化に接近したいと思います・・・!
その謎の文化とは、「逆さ言葉」というもの。
「おっきい」は「ちっさい」と、「高い」は「安い」と話されるのだとか。
一体どういうこと・・・・!?
詳しく見ていきましょう!
「逆さ言葉」は漁師の言葉!
岬町の深日(ふけ)という地域に行くと、漁師さんたちのこんな会話が聞こえてきました。
「今日はどやった?」 「いや、全然あかんかったわ」
ん?「今日はどうだった?」「いやあ、全然魚が獲れなかったよ~」という普通の会話のように聞こえるけれど・・・・。
実はこの会話、「今日は魚が全然獲れなかった」ということを言いたいわけではなく、
実は逆で、「魚は十分な量が獲れている」ことを伝えている会話なんです!
他にも、「寒い」を「ぬくい」、「ある」は「ない」と逆の言葉で表すことも多いんだとか。
漁師さんたちの間では、当たり前のようにこの「逆さ言葉」が使われるといいます。
出来事を誇張することで笑いが生まれ、その場の雰囲気が和むからとあえて使っている言葉のようですね。
成績が悪い子どものことを「校長」と表現する強者な漁師さんもいます。
通知表を見て「うちの子はほんまに校長やな」。
何だか褒められている気分??笑
使わない場面も!
このように、様々な場面で使われている「逆さ言葉」ですが、ある事柄について話すときには使わないのだそうで・・・。それは、天気の話をする時!
漁師さんにとって、天気は生命線ともいえる大切なもの。漁に関わる事柄であるため、逆さにしないで元の意味の言葉をちゃんと使うそうですよ♪
終わりに
ここまで見てきたようにユーモアたっぷりで面白い「逆さ言葉」ですが、実は深日地域でも使うのは60~80代の漁師さんが中心で、若者は使わないそう。
後継者不足で、漁師の数だけでなく「逆さ言葉」の存続も怪しくなってきているのだといいます。
このようなユーモアがあって思わず笑ってしまうような素敵な文化は、この先も残っていってくれるといいなあ✨
皆さんもぜひ、岬町に足を運んだ際にはこの「逆さ言葉」を探してみてください♪
参考:日本経済新聞記事
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