企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
私、増田(代表)は創業前に障がい者の方の仕事や生活サポートに20年間、従事してきました。「森のキッチン」で勤めていた際は、福祉事業所でクッキーを製造し販売しておりましたが、社会の中で彼らが活躍できる環境さえ整えることができれば、沢山の仕事が生まれ、人手不足により衰退していく産業が守られるのではないかと考えました。実際に着目してみると福祉側は「仕事がない」と嘆き、産業側は「人がいない」と嘆く。この構造を知り、両者をマッチングしようと考えたことが、弊社創業の流れです。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
私は、この事業を通して1つでも多くの良いものを地域・日本に残したいと思っています。そのために23年間、障がい者の方々の仕事づくりに関わってきたノウハウを活かし、福祉との掛け算で地域や産業を盛り上げたいと思っています。具体的には「障がい者雇用をしたいけどわからない」「社会貢献したい」「仕事はあるが人材がいなくて困っている」「うちの子どもの将来が・・・」などに対して、アドバイスやコーディネート、人材確保のご提案をさせていただきます。福祉のことなら何でもご相談下さい。また、弊社のグループ会社では、八百屋を障がい者の方と運営しており、地元のお米やお野菜など取り揃えております。さらには、清酒「出世男 金の鳩」をプロデュースし、縁結びのお酒として販売も行っております。是非、ご賞味ください。将来的には野菜の加工場も導入していく予定です。
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企業から見た地域の魅力について
御社から見た堺・泉州地域の魅力について教えて下さい。
堺にはかつて95軒もの酒蔵があったと言われています。酒をつくるために奈良の吉野杉を使用し、和歌山の紀ノ川を利用して運搬し、堺の職人が酒樽にしたという歴史がありました。そのような古くからの地域間連携を持っていた堺人の特徴を今一度、この現代に取り戻したいと考えています。「未来の子どもたちに一つでも多く良いものを残そう」そのように考えて活動してくれる方々が堺には多くいると感じています。また、「堺」の地名は摂津・和泉・河内の三国の境に発展したという由来があり、他の地域の文化を受け入れる風土があります。これは、現代人も持っているマインドだと感じており、この地からイノベーションや地域創生の機運を高めていきたいと思います。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
現在は、事業規模も小さいので、募集はしておりません。しかし、将来的に募集させて頂く人材像としては、自分の夢をお持ちの方で、自分の得意を活かしてチームで活躍してくださる方を希望します。私たちは、福祉を軸に事業を展開しております。元来の「福祉」の意は、「人々の幸せ」という意味です。障がいのある方の「働くこと」を通じて、誰もが働きがいのある社会の実現を目指しみんなで幸せになりたいと願っています。その活動が、未来に続く地域づくりの一助になればと考えています。このようなテーマに興味、関心のある方がいらっしゃれば、ぜひ、ご一緒させて頂きたいです。よろしくお願い致します。
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ひとを知る

代表取締役社長
増田 靖
1972年大阪堺市生まれ。2000年に社会福祉法人に入職し、障がい者の働く場として堺市役所内に食堂・カフェ「森のキッチン」店長に就任。多様な人々が集う交流の場をつくり、人の輪づくりを広げてきた。法人退職後、2018年から「まちかどステーション八百萬屋」を開設。障がい者、高齢者がスタッフとして関わる仕組みづくりを創造した。2019年に株式会社「ふくのこ」を設立し、より広くの社会活動を行っている。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社ふくのこ |
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所在地 | 〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町130番42 |
創業年 | 2019年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 増田 靖 |
事業内容 |
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